ご あ い さ つ
 

 

「一期一会」
2016年6月から北区医師会会長を拝命した増田幹生です。
北区医師会の役員として検診担当理事を2年、総務担当理事を2年、副会長(総務、学術、検診、危機管理、休日夜間診療担当)として7年仕事を続けてきました。 昼間は自分のクリニック(東十条南口坂下の共和堂医院)で消化器内科の医師をしております。


一人の医療人として30年仕事をしてきましたが、その中で感じることは「僕は人間が大好きだ」と言うことです。自分自身、医者と言う仕事は天職だと信じています。特に医療と言う仕事の中で多くの方と触れ合い、その生き様をみるのが大好きです。患者さんや御家族からは教えていただく事が 本当に多いなと思っています。
子供のころから、自分に足りない部分を痛感しながら57年間生きてきました。
「人間には色々な特徴や得手不得手があるが、神様に与えられた能力(Gifted, Talentedなど色々呼び方がありますが) は自分だけのものではなく みんなのためのもの 。社会の中で自分の能力を生かし周囲のために役立つように神様から与えられた役割をきちんとこなすのが神の意志とその人間の責務だ。」と感じています。

<義を見てせざるは勇無きなり>
医師会活動が円滑に進むように、そう言う考えのもと淡々とルーチンワークをこなし区民検診などのプランの作成や目の前の問題の解決を心がけてきました。

<専門職集団としての医師会、一つの大きな医療チームとしての医師会>
医師会は医師および医療従事者など専門職の集合体です。今までは学術、検診とギルドとして個々の実力をあげる事、そして地域の役にたち、それを認知していただく事に力を入れてきましたが、さらに最近力を入れているのは「地域医療の総合力をあげる方策」です。
医療は一つの医療機関で完結する種類のものではなく、地域の人的資源と設備を共有財産と考え、力を合わせて全体を一つのチームとして機能させるのが理想と思っています。 そのような機動力、連携力を発揮し地域医療の総合力をあげるために、病診連携、診診連携を充実して医師会会員の医療機関同士の協力体制を構築する事の重要性を痛感しております。
「顔の見える連携」と言う言葉を気にいっておりますが、そのような人的ネットワ−クが日常の医療や救急医療や難易度の高い医療の場合にはもちろん、地震やテロリズムなどの災害発生時も大きな力が発揮できると信じております。
限られた時間の中で、同様の理由で行政や政治家、近隣の医師会、大学病院とも協力関係を構築する努力を続けていきたいと考えております。

<医療従事者のメンタルヘルスと後進の育成>
医療には「提供する側の努力と行為―それによって生じる結果」の間に不確定性が高く、「ベストをつくしても良い結果がでるとは限らない」と言った側面があります。 若い世代の医療従事者のために、また受診される方のために「医療行為上のメンタルストレスを減らし、誠意と実力を発揮できるような土壌作り」も我々の世代の役目だと思っています。 研修医教育とも合わせて、医療界全体でじっくりと考えるべき重要課題と考えています。

<災害対策医療>
都市直下型地震のX dayは待ったなしに来ます。
災害発生時の救護体制の構築 、模擬訓練など医師会会員の諸先生方の御協力をいただき非常時に備えるべく努力していく所存です。

<最後に、北区医師会の活動について>
北区医師会は赤ちゃんからお年寄りまで安心して住める街作りを目指し「皆様に開かれた医師会」を目標に活動しております。
 
■北区医師会は北区から下記の事業を委託されています。
1. 教育委員会からの要請により、校医、園医を派遣し、小・中学生の心臓検診、
腎臓検診を行っています。

2.

北区保健所に協力して乳幼児健診、母子保健相談、予防接種を行っています。
3.

北区から依頼により区民検診、がん検診、介護予防事業を行っています。

4. 北区休日診療所を開設して、会員が当番制で休日の救急診療を行っています。
5. 介護保険制度のもとで、主治医意見書の作成と介護保険審査委員の派遣を行っています。
6. 労働基準監督署に協力して小規模事業所の労働者に産業衛生相談を行っています。
7. 区民健康公開講座を区民の皆さま向けに年に一度開催しております。
8. 北区医師会訪問看護ステーションの運営を行っています。
一般社団法人 東京都北区医師会  会長 増 田 幹 生